セミオートプローバ操作手順概要


Dot立ち上げ準備(測定30分前)

  1. クリーンブースの電源 100V 2P とクリーンブースの蛍光燈スイッチON。特に埃を嫌う場合は、クリーンブースのHEPAフィルタ通風スイッチも入れる。
  2. ロータリーポンプのスイッチON。
  3. (半導体パラメータアナライザのメイン電源スイッチを入れ、30分ウオームアップ。)

Dotサンプルデバイスのローディング

  1. TESTERスイッチがDEMOにっていることを確認して、メインスイッチをONにする。
  2. 操作パネルのSTARTボタンを押す。
  3. サンプルをウエーハチャック中央部に乗せLOAD/ALIGNボタンを押す。
  4. ウエーハチェックが探針の下で往復移動し始めたらSTOPボタンを押して止める。

Dotサンプルのロード/アンロード

[ロード]
  1. サンプルをウエーハチャックの中央部に乗せる。
  2. LOAD/ALIGNボタンを押す。
  3. STOPボタンを押す。
[アンロード]
  1. Z-DRIVEスイッチを押して、黄色いランプを消灯した状態にする。
  2. アップダウンつまみで探針を少し上に上げておく。
  3. UNLOADスイッチをMANU側へ倒すと、ウエーハチャックが外部へ出てくる。
[注] 同一ウエーハ上の別のデバイスを測定する場合は、Z-DRIVEスイッチのみOFFにして、ジョイスティックで移動する。

Dot探針の位置合わせ

  1. 探針が試料から十分(1mm程度以上)離れていることを確認する。近すぎるようならアップダウンつまみをUP方向に回してプローブヘッドを上に上げる。
  2. 奥側から手前へ伸びているプローバヘッドの探針(基準針)をプローブしたい電極(パッド)の上方に移動し位置を固定する。
  3. 操作パネルのZ-DRIVEスイッチを押す。
  4. 基準針のエッジセンサ(緑と黒のリード線)のみ接続して、その他のエッジセンサの接続を全て外す。
  5. アップダウンつまみを回して基準針をサンプル表面に接触させる。接触すると前面パネルのSENSORランプ1が点灯する。
  6. 基準針以外で使用したいプローバヘッドのエッジセンサ(緑と黒のリード線)を接続し、針先高さ調整ネジを回して、針先をサンプル表面に接触させる。このとき、基準針が接触しているとSENSORランプ1が点灯し、もう一本の針が接触すると、センサーランプ2が点灯する。
  7. アップダウンつまみを回して、プローバヘッドを下げていく時に、SENSORランプ1と2が同時に点灯することを確認する。もし、余りにずれているようなら、基準針でない方の針先高さを調整し直す。
  8. 残りのプローブヘッドについても、同じ要領で針先高さを合わせる。この場合、既に針先高さを合わせてあるプローブヘッドのエッジセンサは接続したままにしておく。エッジセンサが、探針の何れかがサンプル表面に接触していないことを検出すると、2番のSENSORランプ2が消灯した状態となる。
  9. Z-DRIVEスイッチをオフにすると、黄色いランプが消灯して、サンプルが探針から離れる。この状態で、ジョイスティックでサンプルの位置を移動させることが出来る。
[参考] 複数のサンプルを測定する場合、2枚目のサンプルからプローブヘッドの位置合わせと探針の高さ合わせを省略するとよい。

Dotプロービング

  1. LAMPスイッチをON側に倒して顕微鏡の光源を点灯し、顕微鏡の視度、フォーカスを調整する。
  2. ジョイスティック・モード・スイッチがJOGになっていることを確認する。
  3. ジョイスティックを使ってサンプルを移動し、探針先端と電極(パッド)の位置を合わせる。
  4. Θ調整ノブを回して、サンプルの角度を調整する。
  5. Z-DRIVEボタンを押して探針をサンプルに接触させると、SENSORランプ1,2が両方点灯する。点灯しない時は、アップダウンつまみを回してSENSORランプ1,2が点灯するまで探針を下げる。
  6. LAMPスイッチをOFF側に倒して、顕微鏡光源を消灯する。
  7. 半導体パラメータアナライザとの結線を確認して測定を行う。

Dot終了方法

  1. プローバのZ-DRIVEをOFF。
  2. アップダウンつまみで探針を上げておく。
  3. UNLOADスイッチをMANU側へ倒す。
  4. サンプルを取り出す。
  5. (半導体パラメータアナライザのメインスイッチをOFFにする。)
  6. プローバのメインスイッチをOFFにする。
  7. ロータリーポンプとクリーンブースの電源を切る。
[注] クリーンブース内に備え付けの使用簿ノートに必要事項を必ず記録すること。


Copyright (C) 1999 Akio Kitagawa

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