測定結果の経過をグラフに表示させるには

長時間の繰り返し測定を行う場合に、測定カーブの途中経過をグラフを表示させたり、途中でファイルに保存したいことがことがあります。

Output method to the graph port
この記述例では、左のRF Power 1 は、測定データを1点ずつ波形グラフに表示し、右のRF Power 2 はwhileループが完了した後でまとめて波形グラフに表示します。測定結果は、ループ毎に更新されるので、過去の測定結果を保存しておく必要があります。ここでは、配列要素挿入ブロックとフィードバックノードを用いて、ループの度に配列要素を追加し測定結果を保存しています。新しい測定結果を挿入する位置を必要に応じて指定します。この図では、0番、つまり新しい測定結果を一番若い要素として追加するため、グラフの左側に新しい測定値がプロットされていきます。ここで、フィードバックノードを使用しないで直結すると、配列を送る方向が決まらないため、文法エラーとなるようです。

ループを抜けてからまとめてグラフ表示する場合は、C-V測定やI-V測定の時と同様、自動指標トンネル(ループをクロックとするシフトレジスタの役割を持つ)を使用します。自動指標トンネルは、ソリッドの四角で表される通常のトンネル(ループの外に値を持ち出すポインタ)を右クリックして、メニューから自動指標トンネルを選び、白抜き四角に変更します。


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