1. 実習環境の準備

VLSI設計室用に実習環境を作成する。以下、VLSI設計室端末のコマンドプロンプトを vlsi> で表す。

  1. 実習データのコピー
    vlsi> mkdir  ~/ic1
    vlsi> cp  /home/kitagawa/design/rohm180.tar  ~/ic1/
    vlsi> cd ~/ic1
    vlsi> tar  xvf  rohm180.tar
    

  2. CADツール環境の設定
    vlsi> cd
    vlsi> mv  .cshrc  .cshrc.org
    vlsi> cp  /home/kitagawa/.cshrc  ~/.cshrc
    vlsi> cp  /home/kitagawa/setlic  ~/setlic
    vlsi> source  ~/.cshrc
    vlsi> ln  -s  ~/ic1/rohm180  i
    

    以後、~/ic1/rohm180/ (~/i にリンクされている) を作業ディレクトリとして使用する。作業ディレクトリに下記に示すファイルとディレクトリがあることを確認すること。

    vlsi> cd  ~/i
    vlsi> ls  -la
    

    ファイル, ディレクトリ名内容
    libraries設計ライブラリを保存しておくためのディレクトリ
    setlicCADツール環境設定スクリプト
    .cdsinitCadence社のCADツールのカスタマイズファイル

  3. CADツールのカスタマイズファイルの確認
    .cdsinit をテキストエディタ(emacs, geditなど)で開いて内容を確認し、必要なら下記の修正を行う。

    vlsi> emacs  ~/i/.cdsinit  &
    

    ;; -------------------
    ;; Calibre Interactive
    ;; -------------------
    ;; for linux
    load(strcat(getShellEnvVar("MGC_HOME") "/shared/pkgs/icv.aoi/tools/queryskl/calibre.skl")) ・・・・この行の ;; を削除すること
    ;; for solaris
    ;;load(strcat(getShellEnvVar("MGC_HOME") "/shared/pkgs/icv.ss5/tools/queryskl/calibre.skl"))
    
    

    のような部分を探し、上の記述と同じになるように修正する。行頭の";;"は、コメント行を表している。ただし、使用するOSに合わせて使用する行を変更すること。

  4. 環境設定の方法
    毎回は指示しないが、新しいターミナルを起動した時は、最初に次のスクリプトを実行して使用するCADツールに合わせた環境設定を行う必要がある。

    vlsi> setlic
    
    を実行して、表示されるCADツール名称の前に付された番号を入力するか、CADツール番号を覚えていれば、
    vlsi> setlic 1
    
    のように、番号付きでsetlicを実行する。

    setlic script
    setlic の実行画面(バージョンや表示されるCAD番号は、上記と異なる場合がある)


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