温度掃引

半導体デバイスの製造ばらつきや温度依存性に対して、動作点や基準電圧の変化傾向を調べたい場合が多い。DC解析でも実行できるが、動作点解析(OP解析)を使うと電圧掃引を省略できるので、高速にシミュレーションができる。

[参考] デフォルトでは、抵抗の温度係数が設定されていない。抵抗の温度依存性も含めて、温度特性を調べる場合は、以下の手順で温度係数を設定する。

  1. 抵抗のシンボルをCTRL + 右クリック
  2. Component Attribute Editorフォームで、Value2に、1次の温度係数を入力する(ex. tc=-200e-6)
  3. 2次以降の温度係数がわかっている場合は、カンマで区切って並べる
    公称抵抗値が100ohmで、tc=-200e-6, 5.00e-12 の場合、R = 100*(1 - 200e-6*dT + 5.00e-12*dT) となる。dTは、室温との温度差。


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