パラメータスイープ |
線形変化 | .step param 変数 初期値 最終値 変化分 |
指数変化 | .step {oct|dec} param 変数 初期値 最終値 1区間(1桁または2倍)の間の測定点数 |
リスト | .step param 変数 list 値1 値2 ・・・ |
[参考] パラメータスイープは、シミュレーション結果の保存のために、多量のディスク容量を必要とする。デフォルトでは、シミュレーション結果ファイル(.raw)には、全てのノード電圧とブランチ電流が保存されるが、.save 命令で、保存するデータを指定すると、シミュレーション結果ファイルの容量を削減することができる。
.save 信号名1 信号名2 ・・・
例:
.save V(IN) V(OUT) I(D1)
により、ノードIN, OUTの電圧とダイオードD1に流れる電流だけ保存される。
温度依存性 |
温度をパラメータとするには、
.step TEMP list -50 -20 10 40 70 100 130 160のような指示も可能だが、温度に関しては、より簡単な表記ができる。
.temp -50 -20 10 40 70 100 130 160
測定の自動化 |
シミュレーションにより得られたグラフから、最大値、最小値、平均値などの測定値を自動的に求める命令が用意されている。この命令を使用して、スイープしたパラメータと想定値の関係をグラフ表示することができる。手動ではかなり大変な作業を自動化できる。シミュレーション結果から、色々な値が測定出来るので、LTspiceのHelpで、.measure を調べておくとよい。
.meas 解析の種類 測定値の名前 測定内容 測定対象
AC解析で得られる電圧振幅 V(OUT) の特定周波数の値を測定し、パラメータを横軸としてプロットする例。
Transient解析で得られる電圧波形 V(OUT) のPeak-to-Peakの値を測定し、パラメータを横軸としてプロットする例。
グラフ表示の手順は少し変則的なので、覚えておく必要がある。
Copyright (C) 2012- Akio Kitagawa, Kanazawa Univ.