4. 回路シミュレーション |
※ すでにadexl view を作成済みの場合は、Open Existing Viewにチェックをすると、前に作成したシミュレーション設定を使用することが出来る。
ADE XL (Analog Design Environment XL)が起動し、Library Managerにadexl viewが作成される。adexl viewは、シミュレーション設定を管理しているViewであり、次回からは、Library Managerからadexl viewを開いてシミュレーションを実行することができる。
ADE XLの画面構成
ツールバーより、Create Test(歯車アイコン)または adexlタブの中に記載された項目Testsの、click hereの文字をクリックする(上図参照)。Choosing Designフォームが表示されたら、tb_MUX2の文字色が反転しているのを確認して、OKボタンをクリック。ADE XL Test Editor が起動する。ADE XL Test Editorにより各種の回路シミュレーション条件の設定を行うことが出来る。
[注意] ADE XL Test Editor で設定した内容は、ADE XLのData View欄のTestsアイコン横の+をクリックして展開し、その配下に表示される "ライブラリ名:テストベンチ名" をクリックして呼び出すことができる。Create Test(歯車アイコン)により、何度もADE XL Test Editorを呼び出すと、複数の設定が保存されて、シミュレーション実行時に全ての設定でシミュレーションを繰り返し実行しようとするため、非常に時間がかかったりコンピュータのメモリが不足したりする恐れがあるので、注意しよう。
Data View欄
Analysis | tran |
Stop Time | 16n |
Enabled | Checkを入れる |
ADE XL Test Editorの設定
シミュレーション条件や回路中の素子値を変更しながらシミュレーションを繰り返し、温度や素子値の変化に対する影響を調べることを、パラメータ・スイープ(パラメトリック解析)と呼ぶ。ここでは、MUX2の出力端子に接続した容量capの値を変えてみる。この容量は、この回路の後ろに接続される回路の入力容量や配線の寄生容量想定したものである。容量が大きいほど、MUX2の遅延時間が長くなるはずなので、試してみよう。
※ 開始値:ステップ値:終了値 の形式で入力することもできる。
vlsi> cd ~/i vlsi> mkdir ic1_is_bbb_cccc ただし、bbbは名列番号、ccccは姓(ローマ字、文字数は任意)とする。
Visualization & Analysis XL Browserウインドウ
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