ネットリストの出力

デバイスモデルの読み込みエラーへの対処や、他社の回路シミュレータとの回路図データの受け渡しのため、SPICEネットリスト(テキスト形式)が必要になることが多い。ネットリストが読めるようになると、設計外注や共同開発のような場面で大いに役立つ。

  1. メニュー:[View] - [SPICE Netlist]
  2. ネットリストが表示されるので、そのネットリスト上を右クリック
  3. Generate Expanded Listing で保存
    プロジェクト名.sp のファイル名で保存される
    (参考)Edit as Independent Netlist でもネットリスト自体は保存できるが(拡張子 .cir)、デバイスモデルパラメータは保存されない。
[注意] メニューには、[Tools] - [Export Netlist] というコマンドもあるが、これはプリント基板CADソフト用のネットリストを出力するためのものだ。

ネットリストの読み込み

  1. .cirファイルをダブルクリックするとLTspiceに読み込み、ネットリストのエディタと波形ビューアが起動する
  2. ネットリストのエディタ上で右クリックし、ポップアップメニューからRunを選んでシミュレーションを実行
  3. ツールバーで、Pick Visible Tracesボタン(またはポップアップメニュー)をクリックし、表示させる信号を選択。複数信号の選択は、CTRL+左クリック
Figure

[参考] 同様のことは、回路図エディタ上で回路図を描く代わりに、SPICE Directiveボタン(.opボタン)で、ネットリストを貼り付けても、実行できるようだ。


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