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PSoCファームウエア開発環境

Bluetoothモジュールに接続するMCUのファームウエア開発のために、Cypress Semicnductor社のPSoC Designerをインストールします。Windows版しかないので、LinuxやMacの人は仮想化が必要です。

*PSoC Designerのインストール

PSoC Designer をインストールします。Programmer も一緒にインストールされます。PSoC Designer は、Cypress社の PSoC (Programmable System on Chip)用の統合開発環境です。PSoC Programmer は、作成したファームウエアをPSoCのプログラムメモリに書き込むために使用します。PSoCは、普通のMCU(マイコン)とは少し違い、電子回路を作るためのマイコンです。かなり万能なLSIで、使い方を覚えると、これだけで、ほとんどの電子回路が作れます。

  1. Cypress Semiconductor社ホームページ
  2. ページ上部の LOG IN をクリック
  3. アカウント登録ページが表示されるので、必要事項を入力して、Create new account をクリック
    LinkedIn か Goofle+ のアカウントでもログインできるらしい。

  4. 作成したアカウントでログインしたら、PSoC Designer 5.4 に移動

  5. ダウンロードしたインストーラを実行
  6. インストル場所を指定して、Nextボタンをクリック
  7. Installation Type = Complete を選択して、Nextボタンをクリック
  8. I accept the terms in the license agreement にチェックして、Nextボタンをクリック
    PSoC Designer, PSoC Programmer, Update Manager などがインストールされます。アップデートやアンインストールは、Update Managerで実行できます。
  9. PSoC Designerを起動して動作を確認する
    Windows 8以降の環境では、SVG Viewerがないため、警告が出ることがある。この場合は、PSoC Designerの配線画面が表示できないため、AdobeよりSVG Viewerをダウンロードして、インストールする(詳しくは、PSoC Designer Release Notes参照)。
PCからマイコンへのプログラムの転送には、ライターというデバイスが必要です。PSoC MiniProgというライターが便利なので、今後も電子工作をする人は、秋月電子通商などで、1個買っておくとよいと思います。3000円ぐらいのものです。

MiniProg
MiniProgの写真。PSoCを実装した後で書き換えができる。

*ICE (In-Circuit Emulator)

スマートフォンには、エミュレータや実機をデバッグツールに接続して動作させる環境があるため、実際のプログラムの動作や変数の変化を追うことが容易です。MCUの場合も、同様にPC上のデバッガと実機を接続してプログラムを動作を解析するICEというものがありますが、これには、特別なインタフェースボードが必要(有料)なので、この実習では使用しませんが、興味のある人は、下記のページやCypress社のICE Cube (CY3215-DK) アプリケーションノートなど参考にしてみてください。


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お問い合わせはこちらまで: kitagawa@is.t.kanazawa-u.ac.jp

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